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ALS的日常を生きる。
大学の先生が一番最初にお勧めしてくれた本。
筋萎縮性側索硬化症:ALS
これは誰が読んでおいても損は無いです。
専門的知識が無い人(患者の家族)が書かれた本なので、難しいことは書いていません。
かといって、随筆的になることはなく、とても読みやすいです。
これは「闘病記」でも単なる「介護記録」でもなく、ALSという難病を生きる母を見つめ、その母を介護する自分を見つめるお話。
「ALSという特殊な病気のお話」でもありません。
人間なら誰でも病気にかかるという点で、誰にでも通じるテーマだと思います。
私は通学の電車で読んでいましたが、お勧めしません。泣けます。
自分が生きることへの葛藤、そして母を見つめる穏やかな心が娘さんの観察の中から伝わってきます。
1冊、手元においておきたいです。
生と死の在りかたを考えさせられる本でした。
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